2021年04月30日 15:00更新
国の名勝に指定されている妙高市の「旧関山宝蔵院庭園」が1日から一般公開されるのを前に、妙高市立妙高中学校の全校生徒が30日、庭園の清掃活動に汗を流しました。
「旧関山宝蔵院庭園」は妙高山を霊山として、崇める山岳信仰の庭園です。全体が妙高山麓を表したパノラマで、中央には妙高山を模した岩山が組まれています。明治時代に宝蔵院が廃止されて以降、荒れていましたが、平成25年に国の名勝に指定されたことから、妙高市が1億8000万円をかけて、復元工事を進めてきました。
30日は1日の一般公開を前に、妙高中学校の全校生徒61人が庭園を清掃しました。
生徒は熊手でスギの葉を集め、一輪車で運ぶなどして汗を流しました。生徒は 「ここを気持ちよく利用できるよう頑張った」「自分の心もきれいになったみたいでよかった。みんなが観光したり、良いところだと思える場所にしてほしい」と。
関山の文化財を語る会の川上昭治会長は「スギの葉が積もっていたが、きれいになった。多くの人から力を借りたおかげ。素晴らしい宝ができたので、庭園、神社、石仏なども含めて見てほしい」と話していました。
「旧関山宝蔵院庭園」は入園無料です。駐車場は関山神社を利用できます。
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