2017年06月16日 17:58更新
今年2月に埼玉県のオフィス用品の通販大手アスクルの倉庫で発生した大規模火災を受け、上越市三和区で倉庫火災での救助や消火の方法を検証する訓練が行われた。
訓練は、高士分遣所と南消防署が大規模倉庫で火災が発生した場合の救助や消火活動を検証するため初めて実施、三和区内で実際に使われている倉庫で行われた。
埼玉県での大規模倉庫火災では、大量の品物が燃えたことで発生した熱と煙で消火活動が困難になり、鎮火まで12日かかった。今日の訓練でも、まず、救助隊が煙の充満する倉庫に入り、逃げ遅れた人を救出。あわせて、隣の倉庫への延焼を防ぐため水の壁をつくる放水やはしご車からも放水した。
さらに今回は通常の火災では使わない大型の送風機も持ち込まれ、倉庫に風を送り込んで煙を追い出しながら消防隊が中に入り、消火活動ができるか確認した。
上越南消防署の小林亨署長は、「視界を妨げる煙の排除、煙の流れも確認できた。今後の活動に十分役立つ。」と話していた。
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