2021年04月23日 15:31更新

6月中旬に予定されていた上越市柿崎区の恒例行事「お引き上げ商工まつり」が、新型コロナウイルスの影響で昨年に引き続き中止となることが決まりました。

過去の「お引上げ商工まつり」の様子

まつりの事務局、柿崎観光協会は、全国的に新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、県内の感染者も増加傾向にあることなどを踏まえて中止を決定しました。今年は6月20日から3日間の日程で予定されていました。

観光協会では「露店関係者など全国から訪れるため感染対策の徹底が難しく、中止は仕方がない」と話しています。

このまつりは親鸞聖人ゆかりの寺院が、本来真冬に行われていた親鸞聖人の命日の法要「報恩講」を、農作業がひと段落する6月に繰り上げたことから「お引き上げ」と呼ばれています。およそ300年前から柿崎区で続く行事で、近年は全国各地から120軒の露店が集まり、毎年3から4万人の入込がありました。