2017年06月12日 15:15更新
北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射実験を受け、12日、新潟県と県内の自治体がミサイルの飛来を想定した情報伝達訓練を行った。
上越市役所 危機管理課
弾道ミサイルの発射情報を伝える訓練が行われたのは今回がはじめて。燕市で弾道ミサイルを想定した住民の避難訓練を実施するのに合わせて、上越市や妙高市など県内11市村で、情報伝達訓練が行われた。実際に市民に放送内容を確認してもらい、理解を求めることがねらい。
訓練は弾道ミサイルが日本に飛来する可能性があるという想定で行われた。
上越市には国から弾道ミサイルの発射や着弾の可能性を伝えるメールが送られた後、午前10時15分ごろ、自動音声で、避難を呼びかけるアナウンスが防災行政無線や防災ラジオ、JCVの121チャンネルを通じて市内全域に流れた。
「ミサイル発射。ミサイル発射。ミサイルが発射された模様です。頑丈な建物や地下に避難してください」などと3回繰り返し放送された。
上越市危機管理課副参事の柳時夫さんは「ミサイル発射の放送から、飛来までは約5分。家の中では窓のない部屋に移動し、屋外で農作業等をしていればその場でしゃがみこむか、物陰に身を寄せる。とにかく時間がないので、最低限自分の命を守る行動をしてほしい」と、万が一の際には適切な行動をとるよう呼びかけている。
弾道ミサイル飛来時の行動について上越市のホームページ
実際に弾道ミサイルが発射された場合、防災行政無線の他、エリアメールで市民に情報が伝わることになっている。ミサイル飛来時の行動など、詳しくは市のホームページや国民保護ポータルサイトを参照。
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