2021年03月11日 06:00更新
創業200年の老舗「杉田味噌醸造場」がこのほど、革新的な経営に取り組む食料品店として全国表彰されました。
杉田味噌醸造場が受賞したのは、食品等流通合理化促進機構が主催する「優良経営食料品小売店等表彰」です。審査では、杉田味噌の経営技術が革新的と評価され、日本経済新聞社賞を受賞しました。
杉田貴子専務は「正直驚いた。私どものような小さな味噌屋が素晴らしい賞を頂けるとは思ってもみなかった」と喜んでいます。
杉田味噌醸造場では独自の通販サイトを設け、全国にいる上越出身者が、味噌や加工品を買えるようにしました。さらに商品を届けるだけでなく、SNSを使い仕込みの様子や高田の近況を顧客に伝え、好評を得てきました。顔の見えない親戚づきあいのような縁を大事にしているといいます。
その一方で、味噌を使ったスイーツやチーズの商品を開発し、伝統的な味噌の良さを若い人にも伝わるよう努力してきました。
杉田さんは「味噌は本来しょっぱいもの、甘いものを作るのはチャレンジだった。味噌を使って味に奥行きが出たでた。いろいろ発見があると感じてくれる人が多い」と手ごたえを感じているようでした。
杉田さんは「今回の受賞を弾みに、今後も工夫を重ねて新商品を開発したい」と話しています。
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