2020年12月10日 18:31更新
急な歯の痛み、車イスでも安心です
上越市新光町の休日歯科診療センターが近くにある上越保健センターに移転した。あわせて、来年4月からは障がい者を対象にした歯科診療も始める。
休日歯科診療センターは、これまであった歯科医師会館が老朽化したため、道路を挟んだ南側にある上越市保健センターの1階に移転した。広さはこれまでの倍以上、123㎡となり、診療機器が一新されたほか、バリアフリー化でスロープや身障者トイレも設置された。
事業費は約3,000万円。休日診療は8日(日)から始まっている。
また、移転によって、来年4月から、障がい者を対象にした歯科診療を始める予定だ。開設は、新潟市に次いで県内2番目。センターでは障がい者に対応するため、2セットある診療機器のうち1セットにキャスターを付けて、車イスのそばに移動できるようにした。
これは、地元で歯科診療を受けたいという障がい者のニーズを受けて始めるもので、そのために、松本歯科大学から専門医を派遣してもらう。障がい者診療は来年4月から月2回平日の予定。
上越歯科医師会原省司会長は「障がい者の歯科治療を受けられるところがなく、新潟市や松本まで行っていたという。できるだけ地元で対応できればメリットになる。こうした設備が身近にあることで安心と生活の向上につながる」とはなしている。
上越休日歯科診療センターの診療日は、日曜日と祝日。予約は必要ない。
問合せ:℡025-523-5775
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