2020年11月30日 17:25更新
上越市立水族博物館うみがたりで、バンドウイルカとシロイルカあわせて4頭が死んだ事を受け、その原因を探る2回目の専門家会議が29日に開かれた。
うみがたりでは、おととし7月と昨年3月にバンドウイルカ2頭が、さらに、今年5月と7月にシロイルカ2頭が死んだ。開館からわずか2年で4頭が死んだことになる。
市教育委員会は死因を明らかにしようと今年8月、鯨類飼育環境検証委員会を立ち上げ。メンバーは大学教授など専門家5人。2回目となった29日の会議には、委員だけでなく、指定管理者の横浜・八景島シーパラダイスや、建物の設計・施工者など21人が出席した。会議は約6時間に渡り非公開で行われ、内容は公表されなかった。今後は委員長と事務局を中心に報告書を作成し、来年2月に市に提出するということ。会議の後、吉岡基委員長は「こういうことが4頭の死亡につがったのではないかと構成する。ただ、それだけでは不十分。今回の死亡を踏まえて水族館がどういう取り組みをしたらよいかも盛り込んだほうが、建設的であろう」と話した。会議の内容は公表されず、年明け2月をめどに市に最終報告書が提出される見込み。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.