2020年11月23日 14:51更新
コロナ禍で空きのある施設を有効活用しようと、リージョンプラザ上越は、12月5日にコンテストを控える中学校の吹奏楽部にコンサートホールを無料で貸し出した。
リージョンプラザ上越の神谷敬二館長は「ホールが空いていてもったいないという気持ちから思いついた企画。学校の狭い音楽室ではなく、思う存分吹ける環境をつくってあげたい」と話していた。
呼びかけたところ、上越市内の3校から申し込みがあった。この日は上越市立城北中学校の吹奏楽部が練習に訪れた。
座先数477席の広い劇場型ホールでは、コンテスト本番をイメージした練習ができる。神谷館長は「音の響きやパート間のバランスをみるのに、広くて音がはっきりと分かるホールは最適」と話し、練習の様子を見守っていた。
生徒たちはコロナ禍で学校での練習環境が制限されているため、広いホールでのびのびと音を出していた。城北中学校吹奏楽部の副部長 金子侑瑞さんは「学校では教室をパートごとに細かく分けて、窓を開けるなど感染予防を徹底して練習している。ホールなどの広い場所で練習できる機会は少ないから、大切に時間を使いたい」と話していた。
リージョンプラザ上越では、来年1月には中高生の合唱部を対象に、同様の貸し出しを行うことにしている。
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