2020年11月16日 18:24更新
妙高市の歴史や文化的資産を結んだ周遊コースを作り、通年で観光につなげようと、9つの市民団体が連携し「妙高歴史文化おもてなしたい」を16日、発足させた。
「妙高歴史文化おもてなしたい」を立ち上げたのは、関山宝蔵院や岡倉天心、関川関所などにちなんだ9つの市民団体。会の目的は、妙高市内の歴史や文化的資産を面的に結んで、通年観光コースとすること。
この日に開かれた発会式には、観光や行政関係者などが出席して、事業内容の説明を受けた。
妙高市の川上晃教育長は「設立は待ち焦がれていた。地域の動きとして、(文化的資産は)保存から活用に文化庁もシフトしている。その活用に視点を置いて、もっと光らせてほしい。その資源をつないでいくことがおもてなしたいの大きな役割かもしれない」と話した。
会では、来年度から活動を始め、まずはウイズコロナとして、市民を対象にしたツアーを5回実施する。そのうえで、アフターコロナに向け、国内やインバウンドを対象にしたツアーを策定する方針。
妙高歴史文化おもてなしたいの川崎郁夫会長は「この会に関心を持った旅行会社がツアーを組みたい、ガイドをお願いしたいという流れになると思う」、「おもてなしたいの役割は、ガイド・料理・一緒に遊ぶなど、いろいろな分野に渡る。今までは自分たちの関心ごとの研究に集中してきたが、広く知ってもらうにはもっとスキルアップしなくてはいけない。SNSなども活用して、関心を持ってもらえるように努力したい」と今後の展望を話した。
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