2020年10月29日 15:42更新
冬を前に道路の安全を確保しようと29日、高田河川国道事務所による除雪出動式が上越除雪ステーションで行われた。
高田河川国道事務所は国道8号線と国道18号線合わせ約128kmを、除雪車75台で作業にあたる。
除雪出動式には今シーズンの安全運行を目指して、除雪業者など約50人が参加した。挨拶に立った高田河川国道事務所の堀尚紀 所長は「予測では雪がやや多い。除雪業者には昼夜を問わず作業にあたってもらうことになるので、安全な交通確保に努めてほしい。また、今年はコロナ禍での除雪になるので感染防止対策を取りながら、地域の安全安心確保のため除雪作業に取り組んでいきたい」と話した。
除雪業者による決意表明では笠原建設の渡邊正志 取締役が「常に気象状況を把握し関係機関と連絡を密に取り、地域住民から信頼される除雪作業を心がけたい」と抱負を述べた。
県内では昨年度、除雪車による作業中の事故が13件起きている。ほとんどは物損だが、1件は上越警察署管内での人身事故だった。上越警察署交通課の牛嶋眞 課長は「除雪車の事故は非常に大きな事故になる可能性がある。社会的反響も大きく報道に取り上げられることになるので気をつけてほしい」と呼びかけた。
今年は感染症対策として除菌や使い捨て手袋の使用など、業者ごとに対応を徹底するということ。
高田河川国道事務所では来月1日に道路雪害対策支部を設置し、来年3月いっぱいまで出動に備える。
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