2020年09月28日 18:35更新

Japan Beauty ここにあり！

高田城址公園で進められてきた、小林古径記念美術館の新設工事がこのほど終わり、10月3日(土)オープンする。28日には報道関係者に向けた内覧会が開かれた。

小林古径記念美術館は平成14年、旧総合博物館に併設して開館したが、おととしに歴史博物館がリニューアルされたことに伴い、小林古径邸がある南側に新たに独立してつくられた。建物は東西にのびた平屋建てで、延べ床面積は809㎡。

エントランスから右手側には古径記念室。ここでは美術館が所蔵する古径の作品や身の回りの品など1,800点から選んだものを、順次展示する。古径作品は、白地を基調とした物が多いため、壁は紺色で統一し、鮮やかにみえるよう配慮されている。

さらに、記念室の奥には企画展示室がある。10月の開館記念展として、明治から現代まで150年間に生み出された上越市ゆかりの美術作品が展示されている。

また館内全ての照明がLEDで統一され、スポットライトも自然光に近い光を用いているのも特徴。

 
一方、入り口から西側にのびる廊下は、ギャラリーになっていて瞽女絵で知られる齊藤真一、トミオカホワイトでおなじみの富岡惣一郎、有澤忠一コレクションのエミール・ガレなど地元ゆかりの作家の市に寄贈された作品が展示されている。

その奥には二の丸ホール。訪れた人がアートを体験する場所として、ワークショップやギャラリートーク、コンサートなどの開催を予定している。

小林古径記念美術館は10月3日（土）12:00にオープン。
あわせて10月の金曜・土曜日と11月1～10日までは、施設のライトアップが行われる。

小林古径記念美術館
■開館時間：9:00～17:00※10月4日（日）以降／12月から10:00～16:00
■休館日：月曜日、祝日の翌日、展示替期間（12月21日から1月4日まで）※11月3日（祝月）まで無休
■入館料：一般 510円／小中学生・高校生 260円
　※～2021年3月21日（日）まで幼児および上越市内の小中高生は入館無料
■場所：上越市本城町7-1（高田公園内）
■問合せ：025-523-8680