2020年09月12日 19:21更新
健常者と障がいのある人が分け隔てなく、ブラジル発祥のスポーツカポエイラを楽しむサークル「ギフテッドカポエイラ」が新たに発足し、このほど交流会が開かれた。
「ギフテッドカポエイラ」は年齢や性別、障がいの有無に関わらず、あらゆる立場を超えてみんなでカポエイラを楽しむことを目的とするサークル。障がい者の交流団体「ナディアの会」と、競技の普及や指導をしている「ゲトカポエイラ上越」のメンバーが中心となって立ち上げた。
カポエイラはブラジル発祥のスポーツ。打楽器の演奏や歌に合わせてステップを踏みながら、1対1で互いに足技を繰り出すが、相手に当てることはなく技を出したり避けたりする駆け引きを楽しむ。また演奏に使う打楽器は5種類あり、誰でも簡単に音を出すことができる。
ナディアの会代表の宮腰一樹さんは「音楽や手拍子などで参加することもでき、障がいの有無に関わらずできるスポーツだと思った」と話している。
この日はサークル発足後初めての交流会が開かれ、カポエイラに興味のある市民などおよそ30人が参加した。参加者は「カポエイラは初めてだったが呼吸も弾んで楽しい。気軽にできるスポーツだと思った」「最初は見学だけにしようと思ったが、動いてみたらとても楽しかった。参加して良かった」などと話していた。
障がいがある人もそれぞれが動かすことのできる範囲で競技に参加する。宮腰さんは「有意義な時間だった。今後はより多くの地域の人に参加してもらうなど、交流会の輪を広げていきたい」と意気込んでいる。
ギフテッドカポエイラでは今後も交流会を開いて、サークルの理念や考え方を広く伝えていくとしている。
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