2020年08月17日 16:35更新
県内のブナ林はこの秋実をつけず、凶作または不作が予想されることが県の調査でわかった。県ではクマがえさを求めて人里に出没する危険性が非常に高くなることから、注意を呼びかけている。
県は7月から8月にかけて、県内211地点でブナやミズナラなど5種類の木の実のなり具合を調べた。その結果、ブナは県全体で凶作または不作で実がまったくならないか、わずかという予想になった。またミズナラ、コナラ、クリ、オニグルミについては不作または並作と予想されている。
上越市ではブナが不作だった昨年9月から11月に、クマの目撃情報が41件あった。また今年度、県内ではクマの目撃件数が379件となっている。県ではクマがエサを求めて人里に出没する危険性が非常に高くなるとして、県のホームページなどでクマの目撃情報を確認し近づかないこと、ラジオや鈴など音の鳴るものを携帯すること、クマの活動が活発な早朝や夕方には山に入らないことなどを呼びかけている。
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