2020年06月13日 06:00更新
上越市の小・中学校や高校で使われる教科書の見本が、上越市教育プラザと妙高市のわくわくランドあらいで展示されている。展示会は、児童生徒だけでなく多くの人に教科書を知ってもらおうと毎年開かれている。会場には、全国の小・中学校と高校で使われる教科書の見本321冊が展示されている。
上越市立教育センターの竹内学所長は「実際に使う学校の先生に一番見てほしい。また保護者の人も、子どもがどのような勉強をしているのか知るいい機会になると思う」と話していた。
文部科学省では、教科書の出版社に対して4年ごとに内容を更新する機会を設けている。展示されている教科書は、小学校と高校については今年度採用されたもの。中学校は来年度へむけて更新の年にあたるため、昨年度から教科に加わった「道徳」を含めた10教科の新しい教科書が展示されている。道徳の教科書の中には、上越市の前島密や、児童文学作家の杉みき子さんが紹介されているものもある。
上越市教育センターによると、最近は表現方法などにデジタル技術を取り入れた教科書が出ているということ。QRコードを読み取ると音声や動画を見ることができ、家庭学習の資料になる。
市では中学校の教科書について、見本の中から教育委員会の採択を受けて来年度から使うものを決める。
展示会は6月25日までの平日、上越市教育プラザ2階の上越教科書センターと妙高市のわくわくランドあらいで開かれている。高校の教科書は上越会場のみの展示。
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