2020年06月23日 17:50更新
先月下旬、上越市内で行方不明になった小学2年生の男子児童を発見、保護したとして新聞配達員の2人に上越警察署から感謝状が贈られた。
感謝状をうけたのは新潟日報高田南販売センターの所長代理、大嶋大介さんと配達スタッフの太古睦さんの2人。
警察によると先月21日の午前2時過ぎ、市内の女性から7歳の息子が行方不明だと通報がありただちに捜索に乗り出した。同じころ新聞配達をしていた大嶋さんはパトカーが多く出動していることで警察に状況を聞き同じく配達中だった太古さんに連絡した。
大嶋さんは「いつも同じルートで配達しているので、異常や異変があったらすぐ知らせるよう伝えた」と話し、太古さんは「時間も時間、小雨も降っていたので子供にけがが無ければ良いと思い配達していた」と当時を振り返った。
その後、午前3時40分頃、配達中の太古さんがイチコ高田南店近くの交差点で児童を発見、大嶋さんを通じて警察に通報し無事保護された。
太古さんは「交差点で何かの影が見えた。配達を終えたところで子供が走り出てきたので追いかけて声をかけた。子供は家が分からなくなったと言っていた。近くにパトカーもいなかったので大嶋さんに連絡した」と語った。
上越警察署の岡村厚署長は「上越市民の安全安心の意識が非常に高いことを思い知らされる事案だった。今後とも市民からの力を貸して頂きたい」と話していた。
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