2020年06月07日 00:00更新
上越市頸城区の郷土料理「くびきの押し寿司」を製造販売する「あやめフード」が、先月25日に閉店した。新型コロナウイルスの影響で売り上げが大きく落ちていた。
あやめフードは23年前の平成9年、農家の女性たちが旧頸城村の特産品をめざして、農事組合法人を設立し、その後村の第三セクターとして事業を展開してきた。
主力商品は、地元で古くから農作業の合間に食べられていた押し寿司。五目煮、炒り卵、アミエビなどの具材をすし飯と笹の葉で3段重ねにしたもので「くびきの押し寿司」として県内外のイベントや越後湯沢駅などで販売、人気を集めた。
しかしバブル経済の崩壊以降、出荷先が減少し、6年前からは同じ頸城区にある農事組合法人「蛍の里」の系列会社として再スタートした。
「蛍の里」によると新型コロナウイルスの影響で高田の観桜会など出店を予定していた4月と5月のイベントがすべて中止となり売り上げが激減。また、従業員の高齢化もあり閉店を決断したという。
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