2020年01月23日 18:30更新
上越市が地域の名物に育てようと開発した酒かすラーメンが、上越教育大学附属小学校の給食で提供された。
給食で提供された「上越雪むろ酒かすラーメン~附属小バージョン~」
ラーメンのベースは、去年の酒まつりで好評だった「義の塩と酒かす入り鶏白湯ラーメン」。それを給食用に味を調節して、附属小バージョンになっている。実際の仕込みではオリジナルを作った愛麺会の会員、麵屋あごすけが指導にあたった。
麵屋あごすけ店主の月岡二幸さんは「酒かすの好き嫌いに合わせるよう、旨みをギリギリまで出した」と注意した部分について話した。
附属小の栄養教諭・佐藤花背教諭も「給食ということで塩分や酒かすの量を微調整して今日にたどりついた」と当日までの苦労を振り返った。
ラーメンは、君の井酒造の酒かすをはじめ、具材の野菜など、ほとんどが地元産を使っている。仕上げには麵屋あごすけ特製の黒マー油をかけ、風味を引き立たせている。
児童からは「酒かすと黒マー油の味がして美味しかった。また食べたい」「ずっと食べたいと思っていたから嬉しい。夢が叶った」と喜びの声があがった。給食のメニューにはこれまでもラーメンはあったが、上越の発酵食文化を学ぶために、今回はじめて酒かすを使ったという。
月岡さんは「児童の喜ぶ顔を見て嬉しくなった。発酵食の旨みに気付いてほしい。町の食文化に誇りを持ってほしい。大成功だった」と話した。上越ものづくり振興センターの上田真之主任は今後について「発酵食品をテーマにした給食、企画など一緒に進めていきたい。上越の発酵食はおいしいという意識をもって成長してほしい」と話した。24日の給食は妙高市の特産品かんずりを使ったメニューが提供される。
※ご覧の記事の内容は2020年1月23日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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