2019年11月29日 19:04更新
釣る前に守るルールがあります
直江津港などで釣りをして事故にあった人は、過去10年で40人、そのうち7割が海に落ちた事故だった。死者・行方不明者は9人で、海に落ちた7人のすべてがライフジャケットを着けていなかった。これは28日に開かれた釣り人の事故を防ぐための意見交換会で報告された。上越海上保安署によると、管内で事故に遭った釣り人はことし4人。平成21年からの過去10年では40人にのぼる。このうち19人は長野県から、3人は群馬県からと県外からの人が全体の65%を占めている。
40人のうち、7割にあたる28人が海に落ちた事故だった。死者・行方不明者は9人で、そのうち7人が海に落ち、全員がライフジャケットを着けていなかった。
上越海上保安署管内にある直江津港の防波堤釣り場では、ライフジャケットの着用が原則義務付けられている。釣り場はことし3月から10月までの8か月で延べ約2万人が利用。そのうち県内からが延べ5,311人。県外からは1万4,385人。一方、周辺には釣り禁止の場所や立ち入り禁止区域が多くある。会議ではそれらの場所への侵入防止策や最近利用の増えているミニボートの安全対策について意見が交わされた。その中では無灯火の装備不足で暗い早朝にボートを出す人が絶えないとして対策が求められた。また釣具店では、館内放送でライフジャケット着用や天候の悪いときは釣りの実施をあきらめるなどの呼びかけをしているほか、利用者のメーリングリストでの注意喚起も行っていることが報告されていた。 上越海上保安署では、直江津港周辺は県外からの利用者が多いこともあり、マナー違反がなかなか改善しない。違反者をみつけたら海上保安署に通報してほしいと呼びかけている。
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