2017年04月04日 12:42更新
2年前に閉校した妙高市の姫川原小学校が、高齢者の活動拠点施設として生まれ変わった。
旧姫川原小学校を改修した施設には、「姫川原コミュニティセンター」と「高齢者生産活動センター」の二つの機能が集約されている。
建物は鉄筋コンクリートで、耐震改修が済んでいたため、大規模な改修は行われなかった。学校の近くのコミュニティセンターと高齢者生産活動センターにあった、調理や陶芸、わら細工、木工作業などの設備をそのまま移設し、研修室や会議室、畳敷きの集会室が設けられた。
高齢者や障がいのある人たちも利用しやすいよう玄関の段差を無くし、トイレは全て洋式に。多目的トイレも設置された。
1日に開かれた開所式で、妙高市の入村市長は「姫川原のコミュニティが妙高市内の先駆けとして一歩も二歩も前に進んでもらいたい。ここが妙高市の次の時代の飛躍の起点になる」と話し、地域の新しい拠点の完成を祝った。
施設は、姫川原地区協議会と、妙高市シルバー人材センターのふたつの指定管理者が運営する。管理者は「コミュニティセンターが地域の宝物のひとつになり、常に人が集まる場所になれば」と期待を膨らませている。
なお、今年度は、外壁の塗装と屋上の防水工事が予定されている。また、3階と4階の教室は市の書庫として長期的に保存が必要な文章が保管されることになっている。
※2017年4月4日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~