2017年03月22日 17:27更新
日本にスキーが伝わった歴史について研究しているオーストリアテレマークスキー協会のアーノ・クリーエン会長が22日、上越市を訪れレルヒ少佐のゆかりの地を訪ねた。
クリーエンさんは、長野県で開かれているテレマークスキーの学会に出席するため来日。上越市の姉妹都市オーストリアのリリエンフェルト市の市長からの手紙やリリエンフェルトにあるスキー博物館からのプレゼントを上越市長に渡す、いわば友好特使としての役割を果たすため、日程の合間をぬって上越を訪れました。
今年77歳のクリーエンさんは、50年以上前の学生時代に、金谷山を訪れたことがある。上越では、以前訪れたレルヒ像の前で記念撮影した他、地元の市民団体「レルヒの会」のメンバーとともに日本スキー発祥記念館や旧師団長官舎を見学した。
レルヒ少佐が日本にスキーを伝えた当時を振りかえりながら、その遺業について説明をうけたクリーエンさん。「レルヒ少佐をはじめ、様々な人々の当時の写真が興味深い。100年以上前の歴史が伝わってくる」と話した。
また、レルヒ少佐が軍人だけでなく一般の人にもスキーを伝えたことに触れ、「レルヒ少佐の教えが生きている。うれしくなった」と上越市や市民の取り組みを高く評価し、感謝していた。
※2017年3月22日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~