2017年03月22日 14:02更新
上杉謙信愛用の太刀、国宝「山鳥毛(さんちょうもう)」を税金で購入することについて反対している市民が22日、集めた265人分の署名を上越市議会の内山議長らに手渡した。
署名を提出したのは先月上越市で開催された「山鳥毛」の購入について考えるフォーラムの実行委員長、今井孝さん。
上越市は新年度予算案に山鳥毛の購入費用、約3億3,000万円を計上している。今井さんは「寄付金が集まらなければ、税金で購入しないと決断する」ことを上越市議会に求めるため、インターネット上で署名活動をしてきた。
活動は、今年1月8日から2月27日までの約2か月間実施し、265人の署名が集まった。署名簿には税金を使って購入することに反対する意見も記されている。
受け取った内山議長は「署名を議員に渡して、市民の思いが伝わるようにし、採決に臨みたい」と述べた。
今井さんは「議員は市民の代表なので、上越市民20万人を背負って議場のドアを開けて採決に臨んでほしいと思う」と話している。
上越市議会の予算案はあさって24日(金)に採決される。
※2017年3月22日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~