2019年06月18日 19:22更新
えちごトキめき鉄道が来年4月から運賃の3割値上げを決めたことで、上越市は高校生などの通学定期については、値上げ幅を抑えるよう要望していたことがわかった。
これは18日に開かれた上越市議会交通政策調査対策特別委員会で報告された。えちごトキめき鉄道は、昨年度の営業収益が36億6,900万円となり、前の年度より4億5,800万円減った。これは2年連続の減収減益。そのほか、鉄道施設の維持費用が想定を上回るなど、経営状況は厳しく、このままでは現在の運行本数を維持することが難しいとして、運賃を来年4月から3割程度引き上げる方針を固めた。値上げは、4年前の開業以来、はじめて。
こうした中、市では値上げはやむを得ないとした上で、通学定期の値上げについては、子育て世帯の負担が増えることから、えちごトキめき鉄道に対して、値上げ幅を抑えるよう強く要望したということ。要望は運賃値上げの発表前に働きかけた。
えちごトキめき鉄道では今後、通学定期については、値上げ幅を3割以下に抑える方向で県や沿線3市と協議していくということ。
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