2019年06月17日 18:54更新
身近な川で小学生の環境学習を支援する市民団体「自然環境見守り隊」が、このほど環境大臣表彰を受賞した。代表の吉田実さんは、受賞をきっかけに「子どもたちに地球温暖化対策も呼びかけたい」と、今後の活動に意欲を示している。
「自然環境見守り隊」は11年前の平成20年に設立された。メンバーは地域の川や海などで環境保護に取り組む13人で、主な活動は市内の小学校を対象に、児童が川を観察するときに講師を務める。
活動は多い時には年間10校、今年度は4校の学習を支援している。見守り隊はこうした取り組みが評価され、このほど環境大臣表彰「地域環境保全功労者表彰」を受賞した。
見守り隊は17日、柿崎区の柿崎川で地元、下黒川小学校4年生の講師を務めた。児童たちは中流にある水の濁りを調べたあと、川に入って生き物を探した。川の学習は1年を通じて、上流から下流までの水質や生き物、ごみの量などを調べる。
この日は、ヤゴやカニなどが見つかった。児童は以前に行った下流での観察結果と違いを確かめていた。
見守り隊代表の吉田実さんは「子どもたちは川に入って水生生物と触れ合う機会が貴重だと思うので、いい経験になっていると思う」と話す。
吉田さんは、受賞をきっかけに「授業を通じて、子どもたちに地球温暖化対策も呼びかけたい」としている。
「将来、日本や世界の環境対策に寄与する人が育ってくれたらいい」。見守り隊の未来への種まきは続く。
※ご覧の記事の内容は2019年6月17日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
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