2017年03月13日 16:57更新

上越市と妙高市にまたがる関山演習場などで行われている陸上自衛隊とアメリカ軍の共同訓練に13日、オスプレイ４機が参加し、訓練の様子が報道陣に公開された。

日米両政府は、陸上自衛隊とアメリカ軍海兵隊との連携を深めようと、今月6日から上越市と妙高市にまたがる関山演習場と群馬県の相馬原演習場及び、相馬原駐屯地で共同訓練を行っている。




共同訓練には、自衛隊とアメリカ軍海兵隊合わせて750人が参加している。13日の訓練では、相馬原演習場から自衛隊員も乗ったオスプレイ４機が関山演習場に飛行してきた。

参加したオスプレイのうち自衛隊40人が乗った３機が関山演習場に着陸し、自衛隊員が攻撃目標へ向かう訓練が行われた。自衛隊によると国内の訓練でオスプレイが４機参加したのは過去最多だということ。日米共同訓練は今週17日までで、今後もオスプレイが参加する可能性があるということ。



一方、関山演習場周辺ではメディアの訓練公開に先駆け、訓練に反対するデモが行われた。デモには市民団体のメンバーや地元の議員など上越市や妙高市、長野県信濃町から約100人が集まった。


新潟県平和運動センターの齋藤議長は、「オスプレイはきょう来る予定だったが、全く通告なく予定よりも早く来た」と批判。「オスプレイがどこを飛ぶか明らかにされないことで住民は不安に思う」と話し、不安を解消するため最後まで行動したいと、訓練の反対を訴えた。



一行は「オスプレイNO!!」と書かれたプラカードを持ち、オスプレイの飛行や訓練の中止を訴えながら、関山演習場周辺、約1㎞をデモ行進した。

 


※2017年3月13日　ニュースLiNKで放送　初回18:30～