2019年03月26日 10:42更新
上越産のコメを使った新しい菓子やパンがこのほど開発され26日、初めての販売会が上越市のオーレンプラザで開かれた。
コメを使った菓子やパンは、上越ならではの商品を作ろうと上越市が企画したもので、市内の菓子店や飲食店が作った。そのうち、菓子は米粉を使ったバウムクーヘン2点と焙煎した玄米を使った2点、あわせて4点ある。また、パンは、焙煎した玄米を使っている。いずれも上越産のコシヒカリを活用した。
上越ものづくり振興センターの上田真之さんは「コメどころ上越をキーポイントに商品開発をしたもらった。どれも素晴らしく良い商品になった」と話した。
写真左:御菓子処ほそ山「吉祥草」
写真右:山川製菓店「さくらバウムクーヘン」
御菓子処ほそ山「吉祥草」は10年前から販売しているものだが、今回小麦粉を米粉に変えたことでグルテンフリーになっている。水分の量などを調整して生地をしっとりとした食感に仕上げた。カシスのゼリーが挟んである。
山川製菓店「さくらバウムクーヘン」は上の層にはサクラの花、下の層にはサクラの葉を練り込み、バタークリームを挟んだ。米粉を使うことでもっちりとした食感になった。
写真左前:パティスリー・フル―ル「玄米ダコワーズ」
写真奥:フードサロンやさいのひ「焙煎玄米カンパーニュ」
写真右前:パティスリー・リリ「玄米ショコラ」
パティスリー・フル―ル「玄米ダコワーズ」は香ばしさとカリカリとした食感をチョコといっしょに楽しめる。
パティスリー・リリ「玄米ショコラ」は玄米を粉末にして生地にまぜ、香ばしさを出した。生地の上にも玄米をのせた。
フードサロンやさいのひ「焙煎玄米カンパーニュ」はフランスパンの一種で、焙煎玄米を生地に練り込んだ。かみごたえがあり、時間がたつほどしっとりとした食感に変わっていく。
この商品はそれぞれの店で先月から販売しているが、一堂に販売するのはこれが初めて。25日はさっそく試食をしながら買う人の姿が見られた。買った客は「かみごたえがあっておいしい」「コメが入ることでもっちりする」と話していた。
上越市ではこれまでに上越ならではの名物として酒かすラーメンを企画している。今回の米粉を活かした菓子やパンはそれに続くもの。 上越ものづくり振興センターの上田真之さんは「ラーメンは来て食べてもらって、お土産に菓子やパンを食べてほしい」と話した。
今後もこうした販売会が月1回のペースで、場所を変えて開かれる予定。
※ご覧の記事の内容は2019年3月26日(火)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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