2018年11月02日 12:33更新

国の名勝･旧関山宝蔵院庭園の池や水路の修復工事がこのほど完了し、11月4日（日）から一般公開されます。

関山宝蔵院は関山神社の北に隣接した天台宗の寺院で、江戸時代には妙高山麓一帯の領地をもち、神社の祭礼なども行っていた。明治時代になり、政府が出した神社と寺院を分ける神仏分離令によって寺はなくなったが、庭園部分は現在も姿を残している。庭園にはかつて池があり、石組みの上からは滝が流れていたとされており、修復整備が進められてきた。

上空から見た旧関山宝蔵院庭園

庭園の修復整備は2015年から始まり、今年は江戸時代から残る石組や石積の修復とともに、滝口につながる新たな導水路の設置工事が行われ、御膳清水が滝から流れ落ちるかつての姿が復元されました。

※4日の午前10時からは、妙高市 生涯学習課の職員による解説も行われます。

旧関山宝蔵院庭園 一般公開
■場所：名勝旧関山宝蔵院庭園（関山神社の約100ｍ北側）
■問合せ：妙高市 生涯学習課 文化振興係 ℡0255-74-0035
※4日の午前10時からは、妙高市 生涯学習課の職員による解説も行われます