2018年09月21日 16:51更新
上越市谷浜地区にある保育園・小学校・中学校が21日、津波に備える合同避難訓練をおこなった。
訓練は、マグニチュード7.0の地震が発生し、その後大津波警報が発令される想定でおこなわれた。参加したのは、たにはま保育園、谷浜小学校、潮陵中学校の111人。
このうち、潮陵中学校は小学校や保育園より10m高い海抜32mの高台にある。このため、潮陵中学校は津波が起きたとき、保育園と小学校の避難先になる。訓練は、保育園児や児童がいかに早く安全に避難できるかがポイントとなった。
津波警報が発令されると、保育園では、園児たちが手をつなぎ外にでた。めざす中学校まで約100mだが、学校の入り口前には急な坂がある。
園には未満児が3人いて、職員がおんぶして逃げた。昨年の訓練では、未満児を乳母車に乗せたが、坂が急で危険だったため、今年はおんぶに変更した。
町村裕子 園長は「未満児3人、職員の背中にのって安心して避難できた。いつ起こるかわからない災害に備えて気を引き締めていきたいと話した。
訓練の後、潮陵中学校の田中和人 校長が「訓練は100点じゃないといけない。命に関わることは95点ではだめ。訓練が自分の命を守ることつながる」と訓練の大切さを話した。
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