2018年08月18日 05:30更新
作家の地声で思いたっぷり!
上越市出身の絵本作家、川端誠さんの講演会が17日妙高市内で開かれ、子どもたちに読書の大切さや絵本の魅力などを伝えた。
川端さんは、上越市出身で絵本にっぽん賞を受賞した「鳥の島」をはじめ、落語を題材にした絵本など多くの作品を手掛けている。講演会は、子どもたちに読書の大切さや絵本の魅力を知ってもらおうと県教育委員会が毎年開いている。17日は、川端さん本人が家族連れなど約80人をまえに読み聞かせをした。川端さんは初めに「絵本は表紙から裏表紙までが絵本のすべて。裏表紙が決めて」と話した。
読み聞かせの合間には、物語を考えたきっかけや色を塗るプロセスなど、絵本ができるまでを紹介した。また、登場人物の影や背景の絵の細かいところまで意味があるのでよく見てほしいと説明した。
参加した人は、「あんなに時間をかけて作っているとは思わなかった。一つ一つの動きやシーンを試して描いているのがすごいと思った。これからは心をこめて読みたい」と話した。
川端さんの講演会は19日に直江津学びの交流館でも開かれる。
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