2018年06月20日 11:58更新
「うみがたり」の来場者に、直江津の町も楽しんでもらおうと地元の商店街などがクーポン券付きのパンフレットを作った。
パンフレットは、直江津の商店街やまちづくり団体などが協力して作った。2種類あり、それぞれ直江津の飲食店や土産店などを15店舗ずつ紹介。クーポンを使うと、飲食代金が割り引きされたり、記念品がプレゼントされたりする。さらに、五智公園のゴーカート無料券もつく。
「うみがたりの完成は、直江津にとって最大・最後のチャンス」と話すのは、クーポンの発行に関わった三野屋菓子店の重原稔さん。年間60万人を見込む「うみがたり」入館者を、直江津のまち全体でもてなそうと力を込める。
パンフレットは、2種類合わせて12万部発行した。プレオープンのはじまった「うみがたり」をはじめ、えちごトキめき鉄道、北越急行などの駅に設置された。参加した店のひとつ、かねきゅうぼしでは、クーポンを使った人にシロイルカの絵はがきをプレゼントしている。描いたのは地元の人気イラストレーター、ひぐちキミヨさんだ。
かねきゅうぼしの佐藤孝子さんは「(北陸新幹線開業などで)人の流れが変わった。少しでも商店街に足を延ばしてもらいたい」と、クーポンの効果に期待を込めている。
地元でクーポンを作ったのはこれが3回目。発行にかかった経費の半分以上を参加店で負担した。重原稔さんは、「うみがたり」のオープンはまちづくりに願ってもないチャンスだと話す。「それぞれの店では、何をしていいか分からないという人も多かった。今回は、クーポンの発行を通して、まちのやる気を引き出せた。まちの良さをPRする夏にしたい」。クーポン付きのパンフレットは来年の3月まで使うことができる。
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