2018年04月27日 17:19更新
大型連休を前に、県や上越市、消防などによる海岸の合同パトロールが27日に行われた。
パトロールは4年前に柿崎区の上下浜海岸で5人が亡くなった水難事故を受け、ゴールデンウィーク前と海水浴シーズン前の年2回行っている。この日は県や上越市、警察、消防など関係機関の職員24人が上下浜海岸をはじめ、西ヶ窪浜海岸、船見公園の3か所を巡回した。海が急に深くなるところでは、注意喚起の看板などを確認した。
パトロールに参加した上越市職員は上下浜海岸に来る釣り人が多いことに驚いており、「風邪が強く、波が高くても釣りをする人はいる。これからの時期は水上スキーをする人たちも増えるので、注意喚起が必要になる」と話している。また、上越地域振興局 地域整備部 斎藤龍夫副部長は「天候や波の状況を把握し、小さな子どもから目を離さないこと。自分の体長も万全な状態で安全に配慮したなかで楽しんでほしい」と事故にあわないよう注意を呼びかけている。
上下浜海岸ではパトロールに先立ち、4年前の事故で亡くなった5人に対し黙祷し、事故を繰り返さないように誓った。なお、次回のパトロールは6月の海水浴シーズン前に実施される予定。
県によると、上越海上保安署管内で昨年度起きた海難事故は12件で、2人が亡くなっている。上越市では2年前に名立区で死亡事故が起きている。
この週末は好天がみこまれ、レジャー日和になるので、海岸などで遊ぶ際には十分に注意が必要だ。
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