2018年04月20日 06:00更新
上越妙高駅の西口にある釜蓋遺跡を紹介する施設が今月16日に開館3周年を迎えた。これにあわせ、新たな出土品の展示がはじまった。
新たに展示されているのは、昨年釜蓋遺跡で発掘された史料など15点。
こちらは竪穴式住居に使われていた柱。今回はじめて土台が無い柱が見つかった。
上越市教育委員会文化行政課の溝内順介さんによると、これまで見つかっていた2種類の柱は、どちらも土台があるもの。
他の遺跡では木の遺跡は腐ってなくなるが、釜蓋遺跡は土が粘土質のため空気に触れず、残っているという。新たな発見がこの場所で見つかるかもしれないと溝内さんは期待を寄せている。
追加された展示品のなかには、昨年発掘された翡翠や勾玉などもある。
釜蓋遺跡は平成17年に見つかった弥生時代後半から古墳時代前半にかけて栄えた集落の跡。妙高市の斐太遺跡、上越市の吹上遺跡と共に国の史跡に登録されている。この施設はこれらの遺跡を広く発信していこうと北陸新幹線開業にあわせて建てられた。開館から3年で約7万2000人が利用している。
釜蓋遺跡ガイダンスは午前9時から午後5時までで入場は無料。火曜日は休館。
釜蓋遺跡公園では28日に春祭りが開催される。勾玉作りや土笛作りが無料で体験できる他、かまぶたパンや、たけのこ汁などの飲食も楽しめる。時間は午前9時~午後3時まで。
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