2016年12月10日 08:11更新
上越市大潟区にある割烹明治庵が、上越地域で初となるトラフグの養殖を屋内で始めた。地元産ブランドとして、天候に左右されず、安定した供給を目指す。
同店はフグを養殖するため、経営する宿の隣に養殖プラントを建設した。
室内はエアコンのみで温度調節が可能。10トンの養殖用水槽が2つあり、塩分濃度0.9%の人工海水を16~20℃に保ち、トラフグを稚魚から育てる。
養殖したトラフグは、上杉謙信の幼少期の呼び名「景虎」にちなんで「景虎ふぐ」と命名(商標登録済)。水槽では現在、成魚が養殖されており「景虎ふぐ」として店で提供している。
割烹明治庵の佐藤豊社長は「地元の温泉水や海水を利用して育て、特徴のある地元産の食材として売り出したい」と意気込んでいる。この週末には新たに200匹の稚魚が水槽に放たれ、本格的な養殖がスタートする。
「景虎ふぐ会席」8,000円(税別)
前菜、てっさ、てっちり、唐揚げ、茶碗蒸しからふぐ雑炊デザートまで全7品。
「ききふぐ御膳」3,500円(税別)
景虎ふぐの他、合わせて4種類のフグが楽しめる。完全予約制でお昼も提供可能。
「割烹 明治庵」
■住所:上越市大潟区雁子浜323-7
■問合せ:℡025-534-2156
※フグ料理の提供は完全予約制 予約時間に合わせて営業
2016年12月12日 ニュースLiNKで放送予定 18:30~