2024年11月27日 16:20更新
人手不足が深刻化する介護職の人材確保に向けて、社会福祉法人 上越市社会福祉協議会とベトナム・ビンロン省のNHANVAN(ニャン ヴァン)日本語学校が、医療福祉の人材の派遣や交流に連携協力する覚書を26日(火)交わしました。
覚書を締結したのは、社会福祉法人上越市社会福祉協議会とベトナム・ビンロン省のNHAN VAN日本語学校です。
覚書には2026年4月から5年間、毎年NHANVAN日本語学校の生徒など5人を上越市社会福祉協議会が運営する介護施設で採用することなどが盛り込まれています。
上越市社会福祉協議会 渡邉隆 会長
「高齢者が増えている中で人材が不足していることは日本の大きな問題。外国人の留学生の長期採用計画に向け、私たちはこれから着実に人材交流やっていきたい」
今回の覚書は去年11月、新潟県がベトナム・ビンロン省と「交流協力に関する覚書」を交わし、今年8月に社会福祉協議会の代表などがベトナムを訪問し、日本語学校の校長と交流したのをきっかけに実現しました。
今後はベトナムの日本語学校に出向き、現地の学生に会って人材のマッチングをすることになっています。
NHAN VAN日本語学校 リー ゴック ディップ 校長
「これからビンロン省の若い人、介護が好きな人を新潟(上越)に派遣するチャンスができたことを喜んでいる」
上越市社会福祉協議会 渡邉隆 会長
「日本人の人材確保が難しいなかで、海外の人は貴重な人材。ベトナム・ビンロン省の人が若い人材を送る決断をしてくれたことに感謝している」
現在、社会福祉協議会が運営する市内の介護施設では2人のベトナム人が働いています。今後は2026年4月から5年間に外国人およそ50人を採用する計画だということです。
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