2024年11月28日 07:00更新
不登校の児童や生徒を受け入れる上越市本町4丁目の「フリースクールここはれて」が開設から1年が経ちました。施設を利用した子どものうち5人は、今年の春までに学校に通えるようになったということです。施設の現在の取り組みを取材しました。
「フリースクールここはれて」は、去年9月にオープンしました。運営していのはNPO法人「体験型フリースクールここはれて」です。施設では、不登校の児童や生徒が好きな時に訪れて過ごせるよう、子どもの居場所づくりに取り組んでいます。 これまでに7人が利用し、そのうち5人が学校に通えるようになったということです。現在は2人の子どもがゲームやアクセサリー作りなどをして過ごしています。
子ども
「居心地がいい。おしゃべりやボードゲームなどをしている。(ここに通う前より)いい」
「たのしい。空気が明るくなった」
代表 松岡江利子さん
「最初は暗い表情の子どもが、ここに来ると明るくなる」
オープン当初は、子どもたちや福祉施設の利用者などが手作りしたアクセサリーなどを展示販売するハンドメイドショップも兼ねていましたが、現在はそれを取りやめました。 理由は、子どもが施設に来た人などと関わる際、タイミングによって、子どもの負担につながってしまったことと、代表の松岡さんが来客対応で子どもと関わる時間が十分にとれなかったことなどです。
松岡さんは、今後も不登校に悩んでいる子どもや保護者の話を聞き、支援につなげたいと話しています。
代表 松岡江利子さん
「子どもたちとの関わりが増えたことで、会話が増え、元気になるスピードが早くなり、学校に戻れるスピードも早くなった。学校に戻りたい子は戻してあげられる施設にしたい。子ども自身や保護者、学校の先生も悩まないでほしい。必ず突破口はある。一人じゃないと伝えたい」
フリースクールは月曜、水曜、金曜の午前10時から午後2時まで開設しています。料金など詳しくは「ここはれて」までお問い合わせください。
フリースクール ここはれて
■問い合せ:TEL 070-3137-2334
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