2025年04月01日 10:59更新
JAえちご上越が販売したピーマンの売り上げが24年度に1700万円を超え、これまでで最も多くなりました。JAでは栽培指導会を通じて生産者を増やし、今年度はさらに100万円多い1800万円を目指します。
JAえちご上越では、コメだけに頼らない農業を目指し需要に合わせたピーマンの栽培に力を入れています。10年ほど前、生産者の代わりに選別などをする園芸拠点集出荷施設を上越市藤巻に作り、手間を省く取り組みを進めています。
また4年前から栽培指導会を開き、生産者の育成に努めています。その結果、出荷量と売り上げは4年前の2020年度は14トンで700万円ほどでしたが、24年度は34トンで1700万円あまりと、これまでで最も多くなりました。
JAえちご上越 農業対策課 西山亜純 さん
「去年、特にピーマンを栽培しやすい気候で販売金額1700万円につながった。需要は多く、対応しきれていない、足りないと言われている」
このほど栽培指導会が妙高市で開かれ、今年度初めてピーマンの出荷を予定している3人を含む、合わせて17人が参加しました。
上越地域振興局技術専門員の渡邉なほさんは栽培のポイントについて、ピーマンは乾燥に強い一方、土に水たまりができると腐りやすくなるため水はけをよくすること。苗は土の温度15度ぐらいを目安に植えるようアドバイスしました。
参加者
「友人からのすすめもあった。『ピーマンはお金になるよ』と。ほかの野菜よりは作りやすいという話も聞いた。いまのところ50本くらいから始めて少しずつ増やしていければ」
JAえちご上越によりますとピーマンはほかの野菜と比べて栽培する面積が小さいため、中山間地でも育てやすいこと。また実が軽くて収穫しやすいため、高齢者でも育てやすいということです。このためJAえちご上越管内のピーマンのうち9割が妙高市の頸南地区で作られています。
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