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上越市 事務ミスで謝罪 消防団員の源泉徴収票と工事入札に影響

2025年03月13日 18:32更新

上越市の職員による事務処理のミスが立て続けに起きました。

その1つが、消防団員の報酬に関することです。令和5年と6年の2年間、団員に支給された報酬から市民税や所得税などが本来よりも多く差し引かれていた可能性があることが分かりました。対象になる団員はおよそ3400人です。市では余分に引かれた金額を調べ、団員に返すことにしています。

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12日(水)事務誤り事案に関する記者説明会

上越市 総務部 笹川正智 部長
「市の信頼を損ねる事務誤りが2件が判明した。市民、関係者の皆様にお詫び申し上げる。大変申し訳ありませんでした」

これは12日(水)に開かれた上越市議会総務常任委員会で明らかになりました。誤りがあったのは令和5年と令和6年分、消防団員に支給された報酬に関する源泉徴収票です。「支払金額」は本来、課税対象にならない分を差し引いて記載しなければいけませんが、その処理を行わず、誤って支給総額を記載しました。

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これにより、市民税や所得税などが本来よりも多く差し引かれた可能性があるということです。詳しい金額は分かっていません。対象の団員は3409人です。今回のミスは消防団員から支払金額に関する問い合わせがあり、市の職員が確認したところ気づきました。

市では修正した源泉徴収票とお詫びの文書を3月下旬から団員に送ります。また余分に差し引かれた金額を調べ、団員に順次、返すことにしています。

上越市 防災危機管理部 市川重隆 部長
「いろいろな声が団から上がると思うので、それを受け止めながら今回起こしたことについては適切に対応し、丁寧に説明をしながら正しい方向の是正に取り組みたい」

 誤りのある源泉徴収票で確定申告をした団員については、市が修正するよう知らせることにしています。


そしてもう1つのミスが工事業者の入札です。上越市は入札のあった4件で落札者を決めるための評価を誤りました。このうちの1件は、本来落札するはずだった事業者が工事を請け負えませんでした。

市によりますと、誤りがあったのは今年度、総合評価方式を採用した工事入札の4件です。市では落札者を決めるうえで地域への貢献度や企業の技術力などを点数化して評価します。この評価を市の職員が正しい点数で行っていませんでした。

原因は職員の思い込みなどによるもので、複数の職員がチェックしても見抜けませんでした。正しい評価に修正したところ入札4件のうちの1件、河川災害防止工事では、本来落札するはずだった事業者が工事を請けられなかったことが分かりました。工事はすでに終わっていて、支払いの予定価格はおよそ2700万円だということです。

市では工事を請けられなかった事業者などに3月上旬、入札に誤りがあったことを謝罪しました。これに対し複数の事業者からは「市の信頼失墜につながりかねない」という指摘を受けたということです。

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上越市 八木智学 副部長
「組織全体で情報共有をして二度とこのような事務誤りを発生させない。議会で調整させていただき市長からは本会議でお詫びをさせていただくよう調整したい」

市では今回の2つのミスについて、問題を詳しく調べたうえで職員の処分を検討することにしています。

※ご覧の記事は、2025年03月13日 JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30

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