2016年11月30日 14:28更新
上越の冬の風物詩ともいえる川渡餅(かわたりもち)の販売が、30日から始まった。
川渡餅は今から約450年前、上杉謙信公が川中島の合戦で川を渡る前、兵士にもちを配って士気を高めたという言い伝えにちなんで、毎年、12月1日に食べられるようになった。謙信公の武運にあやかるだけでなく、無病息災や子どもがたくましく育つよう願いがこめられている。
高田と直江津の菓子組合では、毎年11月30日と翌12月1日の2日間だけ川渡餅を販売。つきたての餅をあんで包んで作る。あんは、こしあんと粒あんの2種類で、それぞれの店で材料などに工夫をこらしているため、お店の個性が表れる。川渡餅は、のぼりがある高田と直江津の菓子店であす12月1日まで販売。
なお、高田菓子組合の加盟店では、川渡餅の販売に合わせ謙信公が愛用したとされる国宝の太刀「山鳥毛(さんちょうもう)」の取得を支援する募金も受け付けている。
※2016年11月30日のニュースLiNKで放送 18:30~