2025年02月02日 08:07更新
桃の節句に合わせ、昭和初期から後期にかけて作られたひな人形の展示が上越市板倉区のゑしんの里記念館とそば処いたくら亭で始まりました。
ひな人形の展示は、6年前に板倉区の住民がひな人形をゑしんの里記念館に寄付したことがきっかけで始まりました。寄付されたすべての人形が、ゑしんの里記念館に15組、そば処いたくら亭に5組展示されています。
人形は昭和初期から後期にかけて作られたもので、年代ごとに表情や素材などが異なります。昭和40年代から50年代のものが多く、顔がふっくらと丸みを帯びていて、いまのひな人形に近いデザインです。樹脂でできています。
これは展示されている中で最も古い90年ほど前のものです。髪の毛には人の毛が使われていたといわれています。
ゑしんの里記念館 山田耕市 館長
「昔は平置き よく見ると顔が上向き。顔が見やすく作られているのでは」
また人形は作られた場所によって違いがあります。これは京都で作られている8段飾りの「京びな」です。
関東で作られる「関東びな」と違い、向かって右側にお殿様、左側にお雛様が座っているのが特徴です。
6段目の人形が持っている小道具は、「関東びな」は靴ですが、
「京びな」では、ちりとりやほうきなどの掃除道具です。
ひな人形の展示は3月23日(日)までゑしんの里記念館そば処いたくら亭で行われます。
ゑしんの里記念館 山田耕市 館長
「着物の色や柄も少しずつ違う。違いを見つけながら楽しんでほしい」
展示の期間に合わせ、「ゑしんの里記念館」のカフェでは、生チョコレートとコーヒーが期間限定で提供されています。
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