2025年01月31日 15:20更新
上越市や妙高市内で路線バスを運行する頸城自動車グループの5社は、利用者の減少と燃料の高騰などを理由に、今年3月からバスの運賃などを平均で15%程度、値上げすることを決めました。運賃の値上げは2009年以降16年ぶりとなります。
バスの運賃を値上げするのは、上越市や妙高市内で路線バスを運行している頸城自動車を含め、系列会社のくびき野バス、頸北観光バス、頸南バス、東頸バスの5社です。値上げの理由は人口減少や少子化などによる利用者の減少、さらには、燃料の高騰により、事業収支が悪化し安定した運行が難しくなっているためです。
値上げは3月からで、各路線バスの初乗り運賃は大人160円が190円になります。小学生は80円が100円になります。また、距離に応じた区間運賃も30円から最大で70円値上げします。このほか、通勤、通学の定期券が現在の価格から10%から20%ほど、1日フリー乗車券の大人券が200円、子ども券が100円の値上げとなります。このほか70歳以上が使えて、上越市内の路線が乗り放題になるおでかけフリー定期乗車券も値上げの対象になっています。
頸城自動車は30日(木)国土交通省北陸信越運輸局にバス運賃の変更について届出ました。申請が通れば3月1日から価格が改定されます。
頸城自動車では「路線の再編や諸経費の削減などを図り、努力を重ねてきたが、事業経営が厳しい状況にある。利用者の負担が増えるが存続のため理解してほしい」とコメントしています。
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