2025年01月01日 10:18更新

上越市大手町の高田郵便局で1日（水）の朝、年賀状の配達出発式が行われ、およそ73万通が市内の各家庭に運ばれました。

1日午前8時の高田郵便局です。配達員およそ90人が整列して年賀状配達の出発式が行われました。

はじめに、高田郵便局の小林克康局長が「多くの方が年賀状の到着を心待ちにしている。差し出された方の思いとともに、1軒1軒丁寧に届けてきてください」とあいさつしました。

高田郵便局によりますと、今年元日に配達される年賀状は管内でおよそ73万通です。年賀状を書く人は年々減少傾向にあり、前年の104万通よりも31万通少なく、およそ3割減となりました。その理由にはSNSの普及による若者を中心とした手紙離れなどがあります。

式には上越市の中川市長も出席し「デジタルより手書きの年賀状は人の心を動かすものだと思う。健康に気を付けて、その思いを皆さんのところに届けてください」とエールを送りました。

式が終わると配達員はバイクに乗り込み、局長や市長、集まった市民などに見送られながら列になって出発しました。年賀状は1日かけて市内の各家庭に配られます。

高田郵便局 郵便部の髙橋博明部長は「差出人が本当は会って話したい、渡したい思いを手紙に託している。その思いをしっかり届けるのが私たち郵便局員の使命。温かさを運びたい」と話しています。