2024年12月12日 08:30更新
学校と地域が連携しあってこどもの教育活動を進める「上越市地域青少年育成会議協議会」の今年度の活動事例の発表会が、8日(日)開かれました。
上越市地域青少年育成会議協議会は市内のすべての中学校区に設置され、「地域の子どもは地域で育てる」を合言葉に学校と連携・協働しながら小中学生への教育活動を行っています。
8日は協議会のメンバーなど60人ほどが参加し春日地域青少年育成会議、中郷区さとまる学校、ふるさと大浦安青少年育成会の3つの団体が今年度行った特色ある活動を発表しました。
このうち春日地域青少年育成会議では、上越市立春日中学校の生徒が地元の人と協力しながら春日山城跡の草取りや土を本丸まで運ぶ「土の一袋運動」や、謙信公祭へのボランティア活動などを行ってきました。生徒は春日山城跡の草取りなどには在校生だけでなく卒業生も参加するなど多くの中学生などが活動したと話しました。
春日中学校
「参加した春日中3年生は、『先輩方が続けてきた伝統の活動を途切れさせないよう私たちも頑張りたい』『春日山を安心安全に楽しんでほしい』と話していた。保全活動をしている方からは『若い人の力が必要 ありがたい』と感謝された」
一方で、活動内容や学年などにより参加人数にばらつきがあるとして次のように振り返りました。
春日中学校
「学年が上がるごとに参加者が減っている。一度も参加していない人は全体で約4割。春日愛活動はたくさんあったが、参加しない人には活動内容が全く伝わらない。今後も活動内容を知らせて参加してよかったことを伝え、参加しなかった生徒を減らしていきたい」
春日中学校
「春日地域の一員として春日山の清掃に貢献できてよかった。春日への新しい愛着が湧いてきた」
参加者
「清掃活動する中で地区がきれいになり達成感があるという話を聞いた。清掃活動も考えていきたい」
「積極的に子どもたちの声を聞き一緒に活動していきたい」
上越市地域青少年育成会議協議会 北峰恵祐 会長
「先輩から聞いたものを私たちが今度、地域の中でやっていかないといけない。生徒の中でも先輩から後輩、後輩から次の皆さんに伝えている。それがしっかりしている場所は、活動が充実・地域でも活動が認められている。うちの地域でもそのような形でやろうと育成会議の輪が広がっていく」
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.