2024年12月09日 18:40更新
地下水を使わず高田城址公園の外堀からくみ上げた水を温めて道路に散水する加温式消雪パイプが、新たに上越市内の2か所に設置されることが明らかになりました。
北城町2丁目
南城4丁目
新たに加温式消雪パイプが設置されるのは、北城町2丁目の市道485mと南城町4丁目の市道530mの2路線です。9日(月)に開かれた農政建設常任委員会で来年度から令和11年度までの5か年で事業に着手することが報告されました。
通常の消雪パイプは、地下水を使いますが、加温式消雪パイプは外堀や河川からくみ上げた水をボイラーで温めて使います。
燃料など維持費はかかりますが、地盤沈下の心配がなく、地下水のくみ上げに規制がある市街地では、有効な手段とされています。
今回の設置場所は、道路が狭く除雪車での除雪が困難なことや人や車など交通量の多さなどによって選ばれました。
選定にあたっては、高田地区の町内会から11路線の要望が寄せられていました。市によりますと、今回選ばれた2路線は、いずれも高校が近く通学する歩行者や送迎の車の通行がほかより多かったことが、決め手となったということです。
市では来年度からの5か年で着手し、早期に完成を目指したいとしています。
上越市内の加温式消雪パイプは、昨シーズン新設された高田高校近くのものを含め現在5か所にあります。
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