2024年10月20日 11:00更新
新潟や東北の中小企業が地域資源を活用した事業の成功事例を学ぶビジネスセミナーがJCVで開かれました。
セミナーは「地域産業の稼ぐ力最新ドキュメント」と題し、新潟を含めた東北の民間企業の新規事業を支援する機関「東経連ビジネスセンター」の西山英作センター長が講師を務めました。
西山さんははじめに、東北6県と新潟県を合わせたGDPの実額は42兆円ほどで、これは、フィンランドやベトナム1国分と同じ経済力にあたいし、ポテンシャルがあると話しました。
続いて「東経連ビジネスセンター」の母体である「東北経済連合会」が参画し、連携協力している研究施設「ナノテラス」を紹介しました。ナノテラスは原子レベルで物質の構造や機能を解析することができる施設で巨大な顕微鏡と言われています。宮城県仙台市の東北大学の敷地内にあり今年度から運用が始まりました。宮城県の生活用品会社は、食品開発する過程で、コメの食感を研究するためにこの施設を活用しました。
また、西山さんは中小企業が「稼ぐ力」を高めるためには、技術力を磨くほかに、ターゲットや顧客のニーズなどのマーケティングをどう行っていくかが大事だと話しました。
東経連ビジネスセンター 西山英作センター長
「新潟は発酵文化。質の高い地域資源がたくさんある。高い技術力などを評価するマーケットをどう探していくか。企業が伸びる可能性がある。その仕掛けを重層的にできれば」
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