2024年09月26日 16:08更新

能登半島地震で被災した北陸地方を応援しようと、世界中で放送されている番組「ディスカバリーチャンネル」が被災地の観光を海外にPRするための番組を作ることになり、24日（火）に妙高市のいもり池や苗名滝などで撮影が行なわれました。

「ディスカバリーチャンネル」は、世界各地の歴史や文化などを紹介する番組です。220以上の国と地域、およそ50の言語で放送されています。今回、日本政府観光局が能登半島地震で被災した北陸地方を応援しようと、番組の制作を依頼しました。

 プロデューサー 矢野栄徳さん
「ディスカバリーチャンネルがこの地域を取材するということで、海外の目線を重点に考えて制作している。北陸地方と新潟県は海外の観光客が少ない。（海外の人が）知らないところにフォーカスした」

番組ではユーチューブで日本の魅力や文化を発信しているイギリス人の写真家、ジョー･アラムさんなどが観光地を巡り、海外に向けて魅力を発信します。

県内では24日（火）に妙高市で撮影が行われ、ジョーさんがいもり池を訪れました。

遊歩道を歩いたあと、妙高山と池の水面に映る風景を写真に収めたり、地元のガイドに質問をしたりしていました。

ジョー・アラムさん
「いもり池に来るのは初めて。景色が美しい。涼しくてリラックスできる」

この日、苗名滝や赤倉観光ホテルの露天風呂も取材しました。

撮影は来月、上旬にかけて石川県、福井県、富山県でも行われます。ジョーさんは7年前に能登半島の輪島を訪れ、伝統のものづくりに触れています。番組ではその魅力や職人の技も伝えたいと話していました。

番組はシンガポールや台湾、韓国、オーストラリアなどアジアを中心に来年1月から放送される予定です。日本での放送は未定です。