2024年09月11日 18:11更新

11日（水）午前10時頃、直江津港の西防波堤付近で、釣りに出ていたミニボートのエンジンがかからなくなり、群馬県前橋市在住の70代男性が上越海上保安署によって救助されました。

上越海上保安署によりますと、男性は11日午前4時頃、ミニボートに乗って黒井浜から直江津港付近に釣りに出発しました。午前10時頃に釣りを終え、黒井浜へ戻ろうとエンジンを起動させようとしましたが、キルスイッチが破損し、エンジンが起動できなくなりました。男性はオールを使って黒井浜に向かいましたが、船体に取り付けられているオールの支えも破損し、自力で戻ることが困難になり118番通報しました。その後、上越海上保安署が救助に向い、午後0時頃に救助を完了しました。

男性は救命胴衣を着用していて、けがもなかったということです。

今回の事故について、上越海上保安署では、出港する前の検査が適切に実施されないまま、海上へ釣りに出たことが原因とみています。どんな船でも、海に出る前は検査を実施し、異常がなく安全に航行できるよう確認してから出港するよう呼びかけています。