2024年07月30日 13:30更新
国際協力機構JICAの海外協力隊として上越市の職員、佐藤幸多朗さんが中央アメリカのコスタリカに派遣されることになりました。コスタリカではこれまで業務で経験したゴミの分別などに携わります。
佐藤幸多朗さん
コスタリカに派遣されるのは上越市の職員、佐藤幸多朗さん38歳です。佐藤さんは、板倉区の出身で、北海道大学の大学院で生物や環境について学んできました。卒業後は、上越市の職員として勤務してきました。今回、市の派遣制度を利用して、海外協力隊として2年間派遣されることになりました。
佐藤幸多朗さん
「(海外協力隊)小さい頃からの夢。市役所に勤める前から一度は経験したいと思っていた」
配属先は、コスタリカのサンホセ県にあるドタ市役所です。佐藤さんはこれまで生活環境課でゴミの分別などの業務に携わった経験があり、現地では環境教育隊員としてゴミの分別やリサイクルの意識向上に向けた取り組みを手伝います。
佐藤幸多朗さん
「コスタリカは開発途上国。ごみの分別やリサイクルが進んでいない。2年間で少しでも改善できるよう活動。現状を把握してニーズをくみ取り、最善の支援をするという経験がある。コスタリカでも生かせたら」
中川市長は「上越市はリサイクルが日本の中でも進んでいる。ぜひそのあたりを伝えてきてほしい」と話しました。佐藤さんはコスタリカの自然や生き物にも関心があり、現地の自然保護の取り組みについても学びたいと話していました。
佐藤幸多朗さん
「現地に住んで生活や文化を学んだり経験できることがすごく楽しみ。経験して日本に帰ってから業務に生かせたら」
佐藤さんは来月6日に出国します。
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