2024年07月18日 09:00更新
棚田で有名な十日町市蒲生地区に、地域の空き家をリノベーションした店舗で地元で採れた新鮮な食材を使った料理を提供するレストラン「MURA PUB(ムラ パブ)」がオープンしました。
正力俊和さん 大畑江里さん
「MURA PUB」は2021年からの3年間、地域おこし協力隊を務めた正力俊和さんと、パートナーの大畑江里さんの2人が運営するレストランです。蒲生地域でこれまで地域の作業所や電子工場として使われ、空き家となっていた建物を正力さん自らDIYで1年半近くかけて改装しました。店内はカウンターとテーブルを合わせて16席を用意。誰でも気軽に入れるようにと明るい内観になっています。
営業は土日のみで、ランチとディナーともにコース制で2日前までの予約が必要です。ランチは4~5品で税込2,200円。ディナーは6~7品で税込3,850円。地域で採れた季節の食材をふんだんに使い、素材本来の味を生かした料理が提供されます。旬の食材を使うため、コースの内容は季節ごとに少しずつ変化していきます。下の写真はディナーの一例です。
儀明で採れた玄米と夏野菜のサラダ
新玉ねぎのすり流し
ニラソースと茶碗蒸し
季節野菜の炊き合わせ
どじょうの唐揚げ
津南ポークのヒレのフライとかぐら南蛮味噌
儀明の棚田米
俊和さんは25歳の時から2年ほど海外を旅する中で、今まで気が付かなかった日本の文化や食の独特さに気付き、「日本らしい仕事をしたい」と帰国後に和食の料理人の道に進みました。移住前は神奈川県の居酒屋で料理長をしていましたが、十日町で地域おこし協力隊をしていた知人からの誘いを受け、隊員として十日町市に移住しました。
正力俊和さん
「移住前にも何度か知人の誘いで松代に来ていましたが、その時に感じた自然の美しさや食材の美味しさの魅力がずっと心に残っており、誘われてから移住を決めるまでにそう時間はかかりませんでした」
地域おこし協力隊としては、松代棚田ハウスの厨房の立ち上げや運営、棚田の保全活動などに取り組みました。退任後1年半ほどの準備期間を経て、待望だった自身の店舗を6月22日(土)にオープンしました。
「ただ美味しい料理を提供するのではなく、地元農家さんのもとへ足を運び、どんな人がどんな想いを作っているかを知り、それをレストランに来られた方に伝えることが重要であり、自分の役割だと思っています。それが、来られた方が食べることを考えることや、農家さんと繋がるきっかけになれば良いなと思っています」
「人が集まり、たくさんの交流が生まれて欲しいので、社交場としての意味もある『PUB』を店名に付けました。地域の外から来た人がこのレストランに来たことで地域に興味を持ち、移住に繋がれば良いなと思っています」
店舗情報
MURA PUB(ムラ パブ)
■住所:十日町市蒲生1588-1(国道253号線から蒲生の棚田へ向かう坂道の入口付近)
■電話:090-3877-7750
■営業:土曜日、日曜日
ランチ 11:30~14:00
ディナー 18:00~22:00
■駐車場:5台
■インスタグラム:https://www.instagram.com/mura_pub/
■フェイスブック:https://www.facebook.com/MURA.PUB?
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