2017年11月02日 09:55更新
JR東日本新潟支社は、日本酒を通じて新潟の魅力を発信しようと昨年、オリジナルの日本酒「新潟しゅぽっぽ」を発売した。今年は酒造りに上越地域の酒蔵も参加し、11月1日に仕込みが行われた。
JR新潟支社は交流人口の拡大をめざし、地元のものを使った商品を開発販売し、地域おこしにつなげる「地域連携プロジェクト」を実施している。米どころ・酒どころをPRしようと、JRと県内の蔵元が協力して日本酒を醸造している。
同社では越乃Shu*Kuraなど酒をコンセプトにした列車を県内で運行しており、この列車を通して首都圏の人など観光客に日本酒を通して、新潟県をアピールするねらいもある。
日本酒「新潟しゅぽっぽ」は、参加する蔵元が同じ方法で、それぞれの蔵で醸造する。昨年は新潟市の2つの蔵元が参加。今年は君の井酒造(妙高市)と吉乃川(長岡市)の2つの蔵元が加わった。妙高市下町の君の井酒造では1日、JR新潟支社や販売店など関係者13人も参加し、仕込みをした。
酒造りは新潟市内のJR新潟ファームでとれた酒米「五百万石」を使用。参加者は蒸かした米を冷ましたあと、米と日本酒のもとになる酒母と呼ばれる液体を混ぜる作業を行った。
君の井酒造の田中智弘専務は「アルコールは15度から16度ほど。雪解け水を使っているため、4つの蔵元の中では最も甘い日本酒に仕上がるのではないか。それぞれの蔵元が同じ方法で酒をつくるのはあまりないこと。それぞれの蔵の特色がでるであろう酒になる。自分たちも楽しみ」と話す。販売開始は来月16日の予定。
日本酒「新潟しゅぽっぽ」
■販売開始:12月16日(予定)
■種類:純米吟醸酒 720mlと180mlの2種類(4蔵元8種類で6,000l予定)
■販売場所(上越地域):高田駅や上越妙高駅のNewDays
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