2024年06月20日 16:38更新
着なくなった子ども服を世界の難民に届ける活動に、妙高市立斐太北小学校の児童が参加することになりました。これに合わせ、紛争で難民が増えている現状について学ぶ特別授業が19日(水)に行なわれました。
難民に子ども服を届ける活動は、ユニクロやジーユーを展開するファーストリテイリングが「届けよう、服のチカラ」と題して11年前から取り組んでいます。参加するのは、斐太北小学校の5・6年生23人です。児童は総合学習で国際社会について調べています。
この日は、ユニクロ上越店店長の武田翔吾さんと販売員の八木友美さんが学校を訪れ、世界で紛争による難民が増えていることや、子ども服を届ける理由を説明しました。
「私たちは当たり前に服を着ている。服は体温調整や病気・けがの予防になる」
活動には全国の小中学校や高校が協力しています。これまで服が全国、約3600校から約5400万着寄せられ、世界80か国に届けられています。
児童は難民にとって必要な物は何か話し合いました。話し合いでは水や食料、服、スマートフォンなど7つの物に優先順位を付けていきます。
児童
「水がないと熱中症になる。食料も生きるために大事。衣服は布団代わりになる」
「これまで着なくなった服は売ったり、捨てたりしていた。服がなくて困っている人を助けたい」
「届ける服が気に入ってくれたら うれしい」
斐太北小学校では2年前から毎年、5、6年生がこの活動に参加しています。
これまで児童は自分が着られなくなった服をはじめ、ポスターを作って全校児童に服を寄付するよう呼びかけました。
その結果、おととしは500着ほど、去年は300着ほどが集まり、ユニクロを通じてウクライナやアフガニスタンなどにいる難民に届けました。
今年は体育祭などの学校行事を通じて9月ごろまでに服を集め、11月までにユニクロ上越店に渡すことにしています。
ユニクロ上越店 武田翔吾 店長
「自分と同じ年代の子どもたちが、世界中にどのくらいいて困っているかを知ってほしい。そして、どういうことができるか考えてほしい」
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