2017年10月31日 11:18更新
上越市立城北中学校の3年生有志でつくる劇団「スタートライン」の公演が、今週末に開催される。本番を前に、連日熱のこもった練習が続いている。
城北中学校「スタートライン」は、かつて市内で起きた、いじめによる自殺を繰り返さないように、命の大切さを演劇で伝えようと始まった。毎年引き継がれ今年で22年目。現在は演劇を通して夢や友情、命の大切さをテーマに伝えている。
今年は3年生の有志29人が参加。演劇の脚本演出は、城北中学校の卒業生で、地元で演劇活動を続けるマル丸山さん。それ以外はすべて生徒が手がける。
タイトルは「3年7組コード・ブルー」。防災や反戦、介護を通して命の尊さを考える内容になっている。
週末に本番を控えた昨夜は、2時間近い劇を通しで行い、セリフやダンスの動きを確認していた。
座長を務めるリグビー叶愛さんは「チーム全体がまとまってきていて本番が楽しみ」と話し、「普段の学校生活では伝えられない想いをスタートラインを通して伝えたい」と意気込む。
また、指導するマル丸山さんは「15歳のみなさんがストレートに想っていることを、ぶつけるところを見てもらえれば」と話している。
城北中学校スタートラインは11月4日(土)から6日(月)まで5回の公演が予定されている。なお、最終日6日は学区内の飯・東本町・大町の各小学校の6年生も劇を鑑賞することになっている。
青少年演劇集団 スタートライン22nd公演
「3年7組コード・ブルー ~緊急出動!城北消防クラブ第88分団~」
■日時:4日(土)14:00~
5日(日)10:00~ / 14:00~
6日(月)13:45~ / 18:00~
■会場:城北中学校体育館 入場無料
※2017年10月31日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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